ドバイ移住の為に知っておくべき事項
1年中暖かく英語で生活が完結するドバイは、ヨーロッパ人にとっては早くから出稼ぎの場所、また、リタイヤ後の移住対象の国でありました。
しかしイスラム教国で王制国家(専制君主国家)であること、急激な発展に伴い法整備が急速に変化するなど注意しなければならない点も多数あります。
しかしイスラム教国で王制国家(専制君主国家)であること、急激な発展に伴い法整備が急速に変化するなど注意しなければならない点も多数あります。
以下はドバイ移住に関してのPros/Consです。
Pros
- 1年中暖かい
- 税金が無い(2022年現在、付加価値税のみ有り)
- 生活水準が高い
- 居住者ビザが取りやすい
- 住居環境がよい。ほとんどのアパートにはジムやプール等完備している。
- ヨーロッパ、アジア、アフリカの接点に立地
- 東京以上に治安が良い
- 日本人(東アジア人)に対する差別が無い
Cons
- 夏はとにかく暑い
- 「永住権」というのは無い
- 車社会なので基本的に車が必要
- アラブ特有の慣習に慣れる必要あり
- 他のアジア諸国に比べ東アジア人が少ないことに対する不安
- ある程度の英語力は必須
アメリカやシンガポールと違い、ここでは永住権というシステムはありません。有効期限2年間の居住者ビザを更新し続けることで長期滞在します。
ただし、2022年10月より最大10年間の居住者ビザが取得できるゴールデンビザのレギュレーションが大幅に緩和されました。
以下、具体的に「移住」するための方法を記述します。

ビジネスに投資(自身で事業を開始)して居住者ビザを取得
*この方法が、2022年現在、スタート地点としては最もスタンダードな移住の方法です。
自身がオーナーのビジネス(会社)をセットアップする事によって、簡単に居住者ビザ(2年間、更新可)を取得することができます。
コストとリスクを最小化するには、フリーゾーンにてヴァーチャル形式の法人を設立し、居住者ビザを取得します。
この方法にてかかるコスト等に関しては、お気軽にお問い合わせ下さい。
完成した不動産を購入してビザを取得
オプション①:2年間の居住者ビザ
現在(2022年)このオプションでの居住者ビザの取得は条件付きにて2年間(更新可)のビザ取得が可能です。条件は、
- 所有物件がドバイの不動産局(RERA)へ登録済みであること
- 不動産投資家として経済局へ登録すること
- 価格がAED 750,000/-(約2400万円)以上の物件であること
オプション②:ゴールデンビザ 富裕層などある程度の資産をお持ちの人向け
以下の条件のドバイ不動産を購入することで居住者ビザを取得
- AED 2 Million (およそ6000万円)以上の物件を購入:10年間の居住者ビザ(ゴールデンビザ)
オプション③:リタイアメント向け
- 年齢55歳以上
- 所有する不動産の価格がAED1,000,000以上(日本円でおよそ3000万円)
以上の条件を満たせば、5年間のリタイアメント居住者ビザ(ゴールデンビザ)を取得。
以上は、ドバイ不動産購入による居住者ビザ取得のオプションですが、実際には不動産購入による多大なコスト、法律が施行されたばかりで手続きが煩雑であることから、多くの移住者はフリーゾーンに小さい会社を設立し、その会社で居住者ビザ(2年間)を取得するケースが今の所主流です。
それから居住者ビザを取得するためには、不動産物件はすでに完成している物件である必要があります。(プレビルド物件は不可。完成後に申請可能。)
(おすすめできるドバイの購入不動産物件の一例は「ドバイ売買不動産紹介・物件インベントリー」にてご覧に慣れます。)
ドバイ不動産購入に関しては、以下のリンクをご確認下さい。
- ドバイ不動産総合サポート、投資運用〜その優位性を解説
- ドバイ不動産投資・運用のすゝめ。そのメリットとは?
- ドバイ不動産の管理・賃貸運用サポート
- ワイズがおすすめするドバイ不動産物件インベントリー
- ドバイ不動産の物件タイプ・購入物件選択のためのガイド
- ドバイ不動産購入のためのエリア(地区)ガイド
- ドバイ不動産投資・購入のためのQ&A
- ドバイ不動産セミナー動画
*UAEでは不動産取得によるビザ取得に関する法律がよく変わるので注意が必要です。最新の情報はお問い合わせ下さい。
その他のゴールデンビザ(Golden Visa)プログラム
2022年10月に大幅にレギュレーション変更がなされたゴールデンビザ取得の要件にはいくつかのカテゴリーがありますが、ここでは日本人にとって比較的取得しやすいと思われるものを挙げます。
オプション①:Executive Directorとして取得
現在(2022年)会社役員としてのゴールデンビザの取得は、以下の条件を満たし認可を得れば10年間(更新可)のビザ取得が可能です。条件は、
- UAE法人を所有し、役員またはジェネラルマネージャー以上の役職に5年以上ついていること
- UAE法人口座から個人口座へ毎月AED50000以上の給与があることの証明(バンクステートメント)
- AED50000以上の給与が記載された雇用契約書
- 大卒以上であることの証明
- 価格がAED 750,000/-(約2400万円)以上の物件であること
オプション②:定期預金による取得
以下の条件の銀行預貯金の条件を満たすことで居住者ビザを取得
- AED 2 Million (およそ6000万円)の定期預金を開設し、銀行からレターを取得
- UAEでの住居証明
上記オプション①の場合は、まずドバイ/UAE法人を設立し、5年間運営してから移行する、というのが通常の流れとなります。
ドバイ/アラブ首長国連邦の法人・個人に関連した税金
ドバイ/アラブ首長国連邦では、日本では一般的な法人に対する税金:法人税、(法人)住民税、(法人)事業税、固定資産税、事業所税、自動車税。個人に対する税金:所得税、住民税、固定資産税、相続税、贈与税などまったく存在しません。
*2023年6月から、オンショア業務を中心に一部の法人には9%の法人税が課される予定です。
「ドバイで節税する」とは具体的にどういうことか?→→ドバイに住む(移住する)/法人を構えることによる節税・税制面でのメリット
ドバイ移住・ビザ取得を考える際の注意点
居住者ビザ取得のみを斡旋する業者が存在しますが、この場合注意が必要です。
「不動産を購入」「ビジネス投資」して居住者ビザを取得する場合、ビザのスポンサーはご自身ですが、斡旋業者を通してビザを取得した場合スポンサーはどこかの他人です。同じスポンサーの元で何らかの犯罪者が居住者ビザを取得していることもあり得るわけです。
それからドバイで何か手続きする場合、例えば免許証を取得する、電気・水道の会社に申し込む、インターネット・サービスに申し込む等、こういった場合にスポンサーの許可レターを必要とします。その場合、自身がスポンサーなら問題ありませんが、知らない人物がスポンサーだったらどうにもなりません。
よって高い斡旋料金を払いビザを取得し入国できても、その後「実際何もできない」ということになってしまいます。怪しい斡旋業者を介してビザを取得するのはやめておきましょう。
「不動産を購入」「ビジネス投資」して居住者ビザを取得する場合、ビザのスポンサーはご自身ですが、斡旋業者を通してビザを取得した場合スポンサーはどこかの他人です。同じスポンサーの元で何らかの犯罪者が居住者ビザを取得していることもあり得るわけです。
それからドバイで何か手続きする場合、例えば免許証を取得する、電気・水道の会社に申し込む、インターネット・サービスに申し込む等、こういった場合にスポンサーの許可レターを必要とします。その場合、自身がスポンサーなら問題ありませんが、知らない人物がスポンサーだったらどうにもなりません。
よって高い斡旋料金を払いビザを取得し入国できても、その後「実際何もできない」ということになってしまいます。怪しい斡旋業者を介してビザを取得するのはやめておきましょう。
ワイズ@ソーシャル・ネットワーク
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