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ドバイで節税する、とは具体的にどういうことか?

ドバイに住む(移住する)/法人を構えることによる節税・税制面でのメリット

ドバイ銀行口座開設 資産運用|ワイズ コンサルタンシー
このページでは、VAT(付加価値税)以外、税金がまったく存在しないドバイを拠点にすることが、具体的にどの様な節税メリット・税制面でのメリット、があるのかを具体的な例を挙げて解説します。(ドバイに法人があっても、お客様が日本居住者の場合は、以下は当てはまりません。)

ドバイに住む(移住する)/法人を構えることによる節税・税制面でのメリットについて、動画で要点をまとめました(動画:6分間)


ドバイで会社を運営すると・・・

例えばドバイで個人事業的な法人を設立(従業員などはいないと仮定)した場合、法人維持にかかる費用の大部分は、
 
  • ライセンス料金(とそれにまつわる費用)
  • オフィス不動産賃料
 
の2点です。
 
いずれも毎年更新する必要があります。
 
もっともコストがかからない賃貸オフィスはヴァーチャルオフィス(正式にはデスクを借りるという契約になる)という事になりますが、ドバイを含むUAEにてヴァーチャルオフィスを利用した法人設立にかかる毎年のコストは、設立場所にもよりますが、概ねUSD8,000〜13,000(およそ90万〜145万円)といったところです。
 
一般的に、日本で法人を維持する際にかかる税金:法人税、(法人)住民税、(法人)事業税、固定資産税、事業所税、自動車税、不動産取得税など、ドバイ/アラブ首長国連邦では全く存在しません。
(2018年からVAT:付加価値税が導入されたことで、日本の消費税に相当する税金は、顧客がUAEを含むGCC諸国からの場合のみ徴収し、UAE国税庁に収める必要があります。)

よって法人維持にかかる費用はオフィス賃料を除けばライセンス費用のみ、どれだけ儲かっても支払う額は一定のライセンス費用のみ、という事になります。
考え方によっては、これが法人税の代わり、とも言えます。
 
このライセンス費用は、たとえ赤字であったとしても支払いが発生しますので、UAE法人の収入が200万円しか無ければ半分以上をライセンス料で持っていかれる、という事になりますが、収入が1億あったら・・・ ほとんどの額が残るわけです。

DIFC

税制は何よりもシンプルが一番

日本のように税制があまりにも複雑過ぎると、かかる税金の負担のみならず、経営者が「税金について考える時間」、また会計士や税理士など外部の専門業者を雇うことに費やすコストとやりとりする時間も非常に負担かつ時間の浪費になります。
 
その点、ドバイではVAT(付加価値税)の計算、及び支払いをFTA(Federal Tax Authority:UAE国税局)へオンラインにて行うのみです。
 
そもそも法人税自体ありませんので、幾ら稼いだら控除の対象になる/ならない、といった細かい税金控除のシステムもありません。
 
ですので、日本の個人事業主のようにある一定の収入を超えないように、売上を減らしたり、無理に社用車扱いでベンツを買ったりする必要が無く、マキシマムに稼ぐことだけに注力すれば良いのです。
儲からない努力をするなど、ビジネスにとっては無駄以外の何者でもありません。
 
それから税制がシンプルなため、税務署対策などに頭を悩める必要もなく、税理士を雇う必要もありません。

しかも個人所得には、所得税、資産税、相続税もない

そのため、個人資産を運用するためにわざわざ法人を設立する必要はありません。

国税の目を気にする必要はありませんので、豪邸に住みたければ住めばよいし、高級車を書いたければ買えばよい。自分の判断で好きなようにすればよいのです。

ドバイ・UAE 法人設立に関するページはこちらから→「会社・法人設立 オンショア/フリーゾーン/ヴァーチャル

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17
憧れのドバイ不動産 購入の流れを解説します。
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最近はドバイのビジネスとはまったく関係ない事ばかり記事にしてしまったので、たまにはドバイビジネスに関連した内容の記述をしたいと思う。 ドバイ不動産の購入の流れについて。 ただしこの内容は、完成/中古物件、いわゆるリセール物件の売買についての内容です。 現在はドバイ居住者以外への不動産ローン(融資)は行われておりません。よってリセール物件を購入するには現金が必要になります。 この辺がドバイ不動産に初めて投資を考える投資家には敷居の高い部分で、全額キャッシュを用意できなければ、数年後の完成に合わせて分割支払いが可能な、プレビルド物件(オフプラン物件)の購入がおすすめです。 ドバイ不動産総合サポート、投資運用〜その優位性を解説|ワイズコンサルタンシー ドバイ不動産(リセール物件)を購入する際の流れ (1)物件を選定:ドバイには主にフラットと呼ばれるアパートメント・タイプ(日本でいうマンション)とVilla(ヴィラ)と呼ばれる一戸建てタイプの物件があります。他にホテルの1室を購入するタイプのものもあります。 ドバイ不動産の物件タイプ・購入物件選択のためのガイド (2)代理で手続きが出来るよう'Power of Attorney'(委任状)を作成*。(この作業はドバイに来て行うのが一般的ですが、費用を払えば日本に居ながら行うことも可能です。) (3)売り手との間で条件が整い、売買が成立したら、頭金を小切手にて支払い、MOUに署名します。署名されたMOUはドバイ不動産局またはその代理店に提出され認可を得ます。 (4)売り手、買い手(又は委任状を持った代理人)、また場合によってはビルディング・オーナーの3者が、ディベロッパーにて管理費等の支払いを済ませ、物件譲渡に異論が無い旨の「NOCレター」をディベロッパーから取得。 (5)ドバイ不動産局の登録支店に売り手、買い手が共に出向き、担当者の前で物件の譲渡手続き。小切手(Manager's Cheque)にて売り手に支払いを済ませる。 (6)30分〜60分程度でドバイ不動産から認可が降りれば、その時点で物件所有を証明するTitle Deedが発行されます。 (7)ディベロッパーへTitle Deedコピーを提出 *委任場を作成する理由は、上記のプロセスに最大で30日かかり、物件の譲

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APR
23
ドバイ・パークス&リゾートに見るドバイ・メガプロジェクト開発の行方
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FEB
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世界通貨/基軸通貨の存在感をすっかり失っている日本円
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少なくともドバイでは。 ドバイは「世界の主要金融センターの1つ」と言い切るのはちと時期尚早ではあるが、中東一の金融ハブであることは間違いなく、世界的にもその地位を高めつつある。 アメリカや日本、またその他の多くの国と違い、出入国時に持ち込める現金の限度は(事実上)無く、個人法人を問わず、銀行では様々な通貨の口座を開設でき、金融の自由度は高いからだ。 だがここ2年ほどで明らかに変わったことがある。それは日本円に対する対応だ。 日本円口座が開設できない かつては個人口座、法人口座に関わらず、UAEの銀行では日本円口座の開設は当たり前に可能だった。 そりゃ、円はハードカレンシーの1つなのだから。 ところが1、2年前から法人口座の円口座開設は「銀行マネージメントの認可ベースだ」と言われるようになり、事実上不可能となってしまった。(個人口座は居住者であればまだ一応可能な銀行もある) 一方Brexit(ブレグジット)を境に一気に安くなったりして混乱している英ポンドの口座開設は今でも全く問題がない。 まあそれなりに英国人と英国がらみのビジネスも多いポンドの扱いと違い、ドバイでは現状今ひとつ存在感の薄い日本円ではしょうがないかな、という程度に考えていたのだが。 [PR] (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); ところが最近は、ある程度まとまった日本円をキャッシュで日本から持って来て、ドバイの銀行口座に預金しようとしたケースですら断られる、という事態も出て来た。大きな銀行でもだ。 以前はその預金先の口座が円であれ、AEDであれ、USDであれ、大小どの銀行でも全く問題なく可能であったのだが。 本来基軸通貨であったはずの日本円を大手銀行ですら欲しがらない・・・ よってドバイで日本円を持っていても、銀行が受け付けてくれないので、レートの悪い両替商でUAEディルハムやUSドルに交換して預金するしかない、という状況になっている。 そしてさらに・・・ 自分の円口座にある日本円すらも引き出せない 最近、とある日系法人がUAE最大の銀行で、自社の円口座から日本円(300万円ほど)の現金引き出しを銀行に依頼したところ、その程度の額であっても引き出せ

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SEP
16
ドバイ最大の不動産展示会、Cityscape 2016レポート
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先週、9月毎度のドバイ最大の不動産展示会"Cityscape(シティスケイプ)"がドバイ・ワールドトレードセンターにて開催された。 ドバイ不動産市場は、オイル価格低下によるインベスターセンチメントの低下にもかかわらず底固さを見せており、今年のCityscapeも盛況だったようだ。 [PR] (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); 最近、中東最大のある銀行の担当者と会った際、ドバイの銀行全般の話として、とにかくカネ余りの状態だ、と聞いた。 混乱する近隣中東諸国のマネーが避難先としてドバイへ集まってきているからだ。 特に最近はクーデター未遂事件が起こったトルコから、かなりの資金がドバイへ流れてきているらしい。 他にも、とにかく国を挙げての低金利政策でカネ余りジャブジャブの先進諸国のマネーも来ているのかもしれない。 というわけで、ドバイ不動産に対するインベスターのニーズも永遠に続きそうな勢いだ。もちろんドバイにとってはグッドニュースだ。 では今年もシティスケイプを視察してきたので、最近の代表的なディベロッパーの動向を見てみたい。 エマール(Emaar) 押しも押されぬドバイNo1ディベロッパーがエマールだ。 エマールは過去にドバイ・ダウンタウン、ドバイマリーナ、エミレーツヒルズなど、ドバイを代表する巨大不動産プロジェクトを成功させ、それぞれ評価が高い。 エマールが近年力を入れているのが、開発余地が残り少なくなりつつあるダウンタウンエリアの新規プロジェクトと、新たに巨大プロジェクトを計画しているドバイクリーク沿いのクリーク・ハーバー。そしてこちらも評価が高いディベロッパー、メラーズ・ホールディングス(Meraas)とのJVにて開発するDubai Hills Estate(ドバイヒルズ)の3つのプロジェクトだ。 だが、今回のシティスケイプではちょっと毛色の違うプロジェクトをローンチした。 それはEmaar South(エマール・サウス)というDWC(ドバイ・ワールド・セントラル=アル・マクトゥーム空港)の隣に開発するゴルフヴィラ・コミュニティだ。 価格も2BRのタウンハウスがAED700,000(約2000万

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SEP
04
ザ・ワールド・アイランドの今
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ザ・ワールドとは、ドバイ政府系列の不動産ディベロッパー、ナヒール社が、マスター・ディベロッパーとして埋め立てを行った、世界地図を模した300の人工島からなるオフショアの巨大プロジェクトだ。   これぞドバイと言える、野心的で夢があり、圧倒的なスケールであり、ド派手であり、しかしながら経済効率的にはとんでもなく無駄、という非常にユニークなプロジェクトだ。 日本などではタックスぺイヤー(納税者)の圧倒的な反対によって、このようなバカバカしくも実はジニアスかもしれないプロジェクトが実行されることは絶対ありえないと思うが、夢を売ってお金を集めるドバイでは「GO」だ。実際それによってお金が集まってくるのだから、それはそれでスゴイと言える。 ナヒールはまずハームジュメイラの埋め立てを完成し、その後パーム・ジュベルアリ、そしてこのザ・ワールドの埋め立てを完成させた。 しかしリーマン後の世界経済停滞のあおりを受け、3つ目のパームアイランドであるパーム・デイラは埋め立て途中で頓挫し、このザ・ワールドとパーム・ジュベルアリは島上の開発が進まず、その後しばらく放置される結果となっていた。 もちろん当時ナヒール社自身も相当ヤバい状況に陥る。 だが2012年以降のドバイ不動産市場のV字回復とともに、島上の開発を始めるチャレンジャーが現れ始めた。(島にはそれぞれバイヤーがいて、開発はそれらのバイヤー次第となる。) 地元ドバイでもさほど知られていないが、ザ・ワールド・アイランドにはすでにビーチクラブがオープン! 一番最初に開発されたのはドバイ王様の家族の別荘だが、最初の商業施設として誰でもアクセスできる施設を開発したのが、インド人ビジネスマンによって開発されたレバノン島(ザ・ワールドには国名がつけられている)のビーチクラブだ。 The Island/ザ・アイランド・ビーチクラブと言う。 昨年、このビーチクラブを訪れた時の写真。確か行くには1人200Dhs強(6000円程度)かかる。   ビーチクラブからオンショアのドバイ高層ビル群を眺めるビューはなかなかのもので、オフショアプロジェクト、ザ・ワールドのポテンシャルを感じさせる。 だがこのビーチクラブが、申し訳ないがはっきり言ってしまうとショボい。 ビーチの

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